食事の席に座る陳輝の三人。袁野と賀同は、骨科の丁教授と手術を共にすることのできる陳輝を羨望の視線で見ていた。しかし、陳輝は強く主張した、彼自身がしっかりと手術に参加する条件は丁教授の不参加である。この決断はすでに彼の恋人である白纯にも伝えられていた。
一方で、副院長である江が主導する手術に白纯が参加できるよう望んでいた。それに対し、白纯は全力を尽くして任務を遂行すると約束した。しかし、白纯が不意に倒れ、その血液検査結果は白血球数が低下している状況を示していた。そのため、彼女は数日間、医院のベッドで休養することになった。
そのころ、白纯の夫が贈り物を持って病院へ駆けつけた。夫は結婚から7年間、自分が彼女に対して多くの申し訳ないことをしてきたことを認識し、彼女の夢だった海辺の休息を具現化しようと、海の見える豪華な部屋を予約したと告げた。この言葉に白纯は喜び、温かく語りかける夫と病院から一緒に帰った。
しかし、陰の所で彼らを見守っていた袁野は、白纯の夫が持っていた花が医院の前で売られていた偽の薔薇だと気づき、二人の間に何か問題が存在するのではないかと懸念を持ち始めた。
さらに驚くべきことに、白纯は夫に連れられて待ち望んでいた海の見える部屋に到着したものの、リュクスな部屋の願望が壁画で装飾された場所のみであり、さらに水道の水も正確に出てこない現状に、彼女は憤慨した。そんな中、突如として部屋に警察が現れ、二人に対して身分証の提示を要求した。激怒していた白纯は、自分は夫を知らないと主張した。警察はこの発言を白纯が夫に強制されていると誤解、夫を警察署に連行する事態となった。
警察署での事情聴取が終わると、白纯は荷物を整理し、再び病院で過ごすことを選んだ。数日後、彼女の夫は彼女の心を取り戻そうと、海上でのリアルなショーのチケットを持って病院に訪れた。しかし、心が深く傷つけられた白纯にとって、そのチケットはすでに7年遅れていた。彼女はチケットを粉々にして地に投げ、この生活を送りたくないと言い、彼から離れることを選んだ。
一方で、袁野は白纯の夫を慰めようとしたが、彼が諦めることを許さなかった。夫は、自分が結婚以来の全ての借金を返済し終え、これから白纯が苦しむ必要はないこと、そして前日の浪漫な企画も自分の失敗により台無しになってしまったと告白した。この時、真に心からくる言葉に白纯は涙を流し、最終的に夫との和解を選んで家に戻ることとなった。
それと同じ頃、袁野と張可艾は先に吕祖父が贈った水産物をシェアしている最中に、病院の方から吕祖父の妻が突如行方をくらましたという急な報告が入った。すぐさま、監視カメラを確認したところ、吕の祖母は一人でエレベーターに乗り、ビルの最上階の屋上へ向かっているのを確認した。袁野の説得により、何とか平静を取り戻した吕祖母を病室に送り返したが、何故吕祖母がそう行動したのか疑問に思った。
その後、袁野は白纯から資料を調べると、保険契約書を見つけた。これによれば、何祖母が亡くなると、彼女の夫である吕祖父は80万元の保険金を受け取ることができるというものだった。それを気にした袁野は夜間、何祖母が何かしでかすのではないかと気にし、病室の外で見守りを続けることに。
挫折感に満ちた夜、窓越しに吕祖父が枕を持って病室に向かうのを見た袁野は、吕祖父が保険金のために何祖母を窒息死させようとしていると思い込み、病房に慌てて走り込んだ。それに対し、吕祖父は何祖母と一緒に寝るために枕を取ってきただけだと説明した。
翌日、王凯と共に再度この出来事について話し合った。吕祖父は、自分が狂っているふりをして、“欣连心”プロジェクトに参加している何祖母が安心して治療を受けられるようにしたという。しかし、何祖母は常に治療を拒否し、投与された薬をこっそり捨てていたと告白した。
その後、副院長である江
